January 30, 2015

アルザスのマルシェドノエル巡り① 旅の準備編

夏のバカンスの旅行記をお休みして(まだ終わってないのね・・・)、今日からとりあえずクリスマスバカンスに行ったアルザス旅行のことを書いていこうと思います。



フランス滞在中にやりたかったこと、クリスマスのアルザスを訪れること。



そう、アルザス地方はフランスの中でいちばんクリスマスマーケットが有名で、マルシェが出る11月下旬から年末にかけて観光客が押し寄せます。


特に有名なのはストラスブール。大きな町で、アルザスのマルシェドノエルと言えばストラスブール!
と最初に挙がるような町です。


が、私は敢えてそこははずし、旅の起点はColmar(コルマール)にしました。
コルマールも十分有名な観光地なんですけどね。
とってもかわいらしい町並みで、「ハウルの動く城」のモデルとなった町でもあるんだとか。



パリ東駅から、TGVで約3時間。
ストラスブールの次がコルマールです。
 
 

さて、上の写真を見てもわかるかと思いますが、この時期は本当に観光客が押し寄せます。
12月20日から旅行予定で、私が電車のチケットを探したのはたしか10月。
安いチケットはどんどん無くなっていきました。


ちなみにSNCFのホームページからは3か月前からチケット購入可能です。キャンペーンなどで、それ以前から売り出されていたりもします。

そんな私はSNCFにはCarte Jeuneという、若者用の割引カードがあることを思い出したのです。
(これ、前に友達から聞いたときに流しちゃったんだけど、もっときちんと聞いて早く手続きしてれば今までの旅ももっと安く行けたのに!!!!)

18歳~28歳になる前の日まで、SNCFのチケットを割引料金で買える便利なカード。
50ユーロで、SNCFの支店で購入可能です。
カードを利用して旅行するその日から1年間有効。
もちろんチケットによっては割引率も違うし、まったく割引にならなかったりもします。
 
というわけで、今回のチケットはこれのおかげで少し安く買えました。
 
 
 
さて、次はホテル探し。
11月に入ってしまい、残っているホテルは高かったり微妙だったり。
Airbnbも時期的に断られることが多く、私が最終的に利用したのはカウチサーフィン。
 
 
 
カウチサーフィンは、知っている人も多いと思いますが、簡単に言うと、無料で家に泊めてくれるホストさんを探すサイト。
もちろん、泊める側になることもできます。
 
カウチ、というくらいなので、基本は人の家のソファにちょっと1、2晩寝かせてもらっても良い?という感じ。
 
 
 
無料なのでなんとなく恐くて今まで利用してませんでしたが、登録してみると、意外と大丈夫そうじゃん、といった印象でした。
それでも、やっぱり信用できそうな人を何人か選んで(写真、レビューの数、内容などから)、メッセージを送り、最終的にコルマールに住むおじちゃん家に泊めてもらえることになりました。


Airbnbと違うのは、部屋の写真がなく、ちょっとした説明だけなので、どんな部屋なのか行ってみるまで分からないってのと、お互いの信頼関係から成り立つシステムなので、より仲良くなれるというか、話す機会は多かったです。


というわけで、今回このおじちゃんには大変お世話になったので、この旅行記にときどき登場して頂くと思います。




お友達とは現地集合だったので、行きのTGVは一人でしたが、乗った電車がクリスマス特別号みたいな便で、面白かったので紹介。



席に着くと、ペンとクイズの紙が置いてあり、しばらくすると、それを回収にやってくるSNCFスタッフたち。
「クイズ答えた人には景品が出るからね~」と。


その後の車内放送で、クイズの答え合わせ~~と突然始まりました。
得点が高かった人の座席番号が呼ばれ、今からプレゼントを持っていくからね!と。


 
そしたら本当に来た。
その後彼によるまた別のクイズが始まり、わかる人はその場で挙手。
正解した人は景品を貰って、車内は盛り上がってました。
 
 
次にやって来たのはこのお姉さん。
子供たちの顔にペイントしてくれます。
 
 
こんな感じで、読書しようと思っていたのにほとんどできず、でも楽しくコルマールに到着しました。
 
 
 
続きます。
 
 
 


January 29, 2015

冬のパリの楽しみ方

今週は、自転車に振り回される週間でした。



いちばん近い自転車屋さんが去年の夏くらいからずっと閉まっているので、自転車のタイヤがパンクすると自分で修理する技を身に着けました。

というわけで、パンクしたため修理。


次の日の夜、パンクアゲイン。


もうパンクさせたくなかったので、ママさんが新しいタイヤを買ってきてくれた。


タイヤ交換も自分で。


タイヤも交換したし、チューブも交換したし、完璧だーー!(軽く2時間半くらいかかってる。)



とちょっと自転車を動かしたら、パンッ、プシュ~~~~



この事実を認めたくなくて、しばらく地面に座る。



もっかいタイヤを外し、チューブを見ると大きな穴があいてました。

空気の入れすぎでしょうか。



もう、あきらめようか迷いましたが、自転車がないと私の生活成り立たないので、ここからまた1時間ほどかけて、やっと終了。



というわけで、こんばんは。


本当は旅行記を書こうとしていたのですが、自転車のことで頭がいっぱいでこんな始まりになってしまいました。


旅行記は次から書くとして、冬休みに行ったスケートの話でも。


私は基本スポーツが苦手ですが、アイススケートは好き。


フランスでは冬のバカンス中、いろんな場所にスケートリンクが登場します。
ちなみにスケートリンクはフランス語でPatinoire(パティノワ)。

 
友人に誘われて、向かったのはGrand Palais(グランパレ)。
ファッションショーや展示会などが行われるこの施設に、室内スケートリンクが設置されています。
2、3年前始まり、とても人気のスポットみたいです。
期間は大体12月の半ばから1月の頭まで。


 
軽い気持ちで行ったら、まさかの長蛇の列・・・。
最終日の日曜日の夕方だったためかもしれませんが、3時間待ちだよーーーなんて聞こえてきて、周りの人はどんどん列を抜けて帰っていきます。
 
 
結局1時間半程待ちましたが、何とか中に入れました。
そう、このスケートリンクの魅力は夜!!
21時から翌2時までのナイトタイムは光と音の演出で、クラブ化するんです。

 
この日は最終日だったのでたしか夜8時までお営業でしたが、7時ごろからこんな感じになりました。
ただ、料金がそれなりにして、日中は15ユーロ、ナイトタイムは25ユーロします。
 
 
 
寒い冬のパリでやることがなかったら、来年行ってみてください♪


January 14, 2015

今年の年越しは。

年末年始の書いてないことがたくさんあるので、今日はとりあえず年越しのことを。


フランスではクリスマスは家族と家でゆっくり過ごす行事ですが、年越しは友達とパーティー!!が主流です。
外でカウントダウンしたり、クラブに行ったりと外出する組と、家でフェット組があって、家でフェットの方が多いような感じがします。


今年は友達のフランス人に誘われて、その子の家で開催のほぼフランス人しかいないフェットにお邪魔してきました。


実は、年末30、31日と働くつもりは全くなかったのに、普通に仕事でした。

31日7時ごろに仕事を終え、フェットに持っていく用に簡易ちらし寿司を作り、出発。もうこの時点で遅刻。

しかもこのフェット、ビデオゲームに関連したものに仮装してきてーーー!ってフェットであることに、30日の夜くらいに気が付く。


ゲームを全くしない私。マリオカート?ピカチュウ?どうすればいいのおーーーー?
と友人に助けを求めるも、

友人「わたしは○○に仮装するよーーー!」

し、知らない~~。(子供の時に流行ったゲームらしい。)と、そもそもフランスの子たちがやってるゲームって何?とさらに方向性を見失いました。


そんなこんなで、時間もなかったので結局普段着で行きました。


ちらし寿司は大好評!すぐになくなっちゃいましたーー。
お腹を満たしたら、家はクラブ化。
時間の経過とともに、踊りが激しくなってくるフランス人たち。
みんな英語の歌、完璧に歌えるんだね~~。私は洋楽をほとんど聞かないので、あー聞いたこあるーーってだけでした。
 
ちょっと、あと2分くらいで年明けちゃうよーーってタイミングでシャンパンを開け始める。
当然若干間に合わない!!!笑
でもみんなでBonne annéeーーー(ボナネ/あけおめーーー)で乾杯。

花火も家の中。
その場にいる人全員とボナネのビズをします。
 
 
 
その後もひたすら踊ったり、冷凍ピザをちょいちょいつまんだりして、
3、4時くらいに、ご近所さんに車に乗せてもらって帰宅。
 
 
ちなみに例年はパリの年越しは花火があがったりすることもなく、盛り上がりにかけるみたいなんですが、(私も去年経験済み。) 
今年はカウントダウンの定番スポット、凱旋門でプロジェクトマッピングと花火の演出があったらしいです。
(写真お借りしてます。)
 
この日は電車も無料で、ほとんどの路線がオールナイト運行。
 
 
 
 この前の日曜日にパリでは襲撃事件を受け、100万人越えの大規模なデモ行進がありました。
(写真お借りしてます。)
 
本当にすごい人です。
交通機関は想像通り大混雑だったようですが、この日も電車は無料で開放されました。
パリのこういうとこ好き。
 
"NOT AFRAID"とあちこちで掲げられる中、私は危険と判断し参加せず、自宅でライブ中継。
普段あまり外出しないホストファミリーは、一番下の5歳の子も連れて参加してましたし、子供たちの友達で参加した子もいたそうです。
 
 
日本でもかなり報道されているみたいで、心配のメールが来ますが、とりあえずうちはパリから離れていることもあり、普段と何も変わらない日常を送っています。
 
 
 
 
 
 
 


January 11, 2015

現在のパリ

まずは、日本でも報道されていてみなさんご存知かと思いますが、1月7日、8日、9日とパリではとてもショッキングなことが起きました。


沢山の人の命が奪われ、パリは私が思っていた以上にショックを受け、悲しみ、泣いています。


テレビがない我が家。この事件に気が付くまで少し時間がかかりました。

そして、深い悲しみを受けるフランス人たちを目の当たりにし、事の重大性を理解しました。


絶対に起こってほしくないことが、こんな身近な場所で起こったことに、私も動揺しましたし、今回の件で命を奪われた方々を思うと、とても悲しく心が痛いです。



でもフランスは悲しいだけでは終わりません。


悲しみの中でも立ち上がり、亡くなられた方々への追悼、テロへの抗議、さらに表現の自由、を恐れることなく訴えています。




今回の標的となったのは、かなり過激な風刺画で知られる新聞社。


私も知らなかったのですが、今回命を奪われた漫画家たちの中には、福島に関してもコレってどうなの・・・と悲しくなるような風刺画で皮肉り、反感を買った方が含まれています。

だからといって彼らの命が奪われてもいいとか、そんなことは絶対にない。



自由に表現する権利が私たちにはある。表現の自由を守ろう。


と多くのフランス人が訴えています。


犠牲者への追悼、そしてこれからの表現の自由を守るため、"Je suis Charlie" (私はシャルリー)、"Nous sommes Charlie"(私たちはシャルリー)、 と掲げ、追悼集会を行っています。
Charlie とは今回の標的となった新聞社、”Charlie Hebdo"のこと。



(写真は Accueil paris.frより)
 
 
テロ犯が死亡し、少し安堵が見られるパリ。
 
 
さらっとこの件に触れようと思っていたのですが、なかなか長くなってしまいました。
 
 
この美しい街で、みんなが安心して暮らせるように。
平和を願って。
 
 

January 2, 2015

Bonne année!

明けましておめでとうございます。



2014年、こんなブログを見に来てくださってありがとうございました。

2015年、もっと更新頑張ります!って言いたいところなんですが・・・今年もマイペースに更新させていただこうと思いますので、ときどき思い出して見に来ていただけると嬉しいです。


そんなわけで、12月は存在したのかってくらい早く過ぎ去ってしまいました。


クリスマス前から今週末まで、ノエルバカンスです。


このバカンスは、毎年アメリカに帰るホストファミリーですが、今年はフランス側のおばあちゃんがそれはフェアじゃない!と言ったらしく、フランスに残ることになり、そこでアメリカからおじいちゃんおばあちゃんがやって来ました。



というわけで、24日はホストファミリーと、おじいちゃんおばあちゃんと過ごすアメリカンスタイルクリスマス、25日は、フランスの親族がうちに集まって過ごす、フレンチスタイルクリスマスを過ごしました。

24日、8時に起きてね!と言われ、朝リビングに行くと、暖炉前に飾ってあったストッキングにもりもりプレゼントが入ってました。

子供たちは既に全部出していたので、これは数日前の写真。
暖炉に靴下!!
ほんとにこういう光景があるんですね。


このストッキングは、アメリカからグランドペアレンツが持ってきてくれたもので、毎年使っているそうです。私のために、とゲスト用のを持ってきてくれました!
 
 
クリスマス1週間くらい前に突然家にツリーが登場。
本物のもみの木です。
そして、毎日のようにAmazonから宅配が届き、ツリーの下のプレゼントは日に日に増えていき、ツリーの下から溢れるくらいでした!
 
子供たちひとり1個ずつとかじゃなくって、大きなおもちゃから、文房具とかちょっとした小物まで余裕でひとり10個以上はあったかと。
子供だけはなくファミリーみんなの分のプレゼントも用意します。
プレゼントは基本自分たちで包装紙や紙袋を買って包み、誰宛か分かるように名前も書いておきます。
 
 
朝ごはん。
えーーーーサーモン!?
普段まっったくサーモンなどの魚が出ないので、うれしいけど朝から食べる気分にはならない。
他にはケーキや、ファミリーの伝統的なミートパン?やクッキーなどなど。
 
 
 
朝ごはんのあとは、怒涛のプレゼント開封タイム。
 
子供たちは希望のものが貰えて喜んだり、好きじゃないものが入っていてむくれたり、大忙し。
 
長女ちゃんがもらったこのタップダンスの靴、かわいいーー!
 
実は、ツリーの下を見たり、クリスマス前の会話から察して、私宛のプレゼントはないだろう、と思ってちょっと寂しかったのですが、当日なんと貰えました。
チョコレートとかアクセサリーとか現金とか笑。。
わたしも子供たちにちょっとした小物とお菓子と、ファミリーにはジブリのDVDセットをプレゼント。 
 
 
ランチ、ディナーは普段より少し豪華目、っていう感じで、24日は終了。
 
 
 
25日、お昼にみんなが集まるので、午前中は準備。
 
この日、親戚がいっぱい集まるのかと思っていたら、大人9人、子供5人と、思っていたより少な目でした。
実は明日20人くらい集まって盛大なパーティーをするらしく、クリスマスは全員集まらなかったみたいです。
 
 
 
食事スタート。
フォアグラとスモークサーモンをパンと一緒に。
フランスのクリスマスの定番料理です。
あとは牡蠣も定番ですが、今回は出ませんでした。
 
普段家で食べられないサーモン、ここぞとばかりに沢山食べました。
 
 
 
そして、メインの定番は七面鳥や鴨肉らしいですが、うちでは出ず。
アメリカのおじいちゃんのかぼちゃグラタンや野菜のグリルなど。
 
 
そのあとフロマージュやサラダが出て、デザートはもちろんブッシュドノエル。
フランスの伝統的なクリスマスケーキ。
チョコレートとアイスの2種類でした。
 
私はこの日用にクリスマスクッキーを作りました。
ドイツ人の友人から貰ったクリスマスクッキー用の色々ミックスされた小麦粉を使用したので、一体どんな味になるのか不安でしたが、美味しくできました。
 
 
 
夜は、パリのパン屋さんで働く友人のパーティーにお呼ばれしたので、そちらへ。
お腹がものすっごく空いてるときに来たかった!!
パンとケーキがテーブルに乗りきらないくらいいっぱいありました。
 
 
 
こんな感じでホストファミリーと一緒に過ごすクリスマス、ものすっごく楽しみでもあり、実はちょっと憂鬱でもありましたが、やっと一大イベント終わった感じです。
とっても貴重な体験をさせてもらえました!!