May 21, 2015

真夜中の美術館

先週の土曜日、フランスでは"la Nuit des musées"(美術館の夜)というイベントが開催されていました。


18時~0時ごろまで、普段は閉館してしまう美術館を無料で開放するという、フランスらしい嬉しいイベント。

常設展だけでなく、企画展も無料で入れちゃうのが太っ腹。



というわけで気になっていた展示を見に行ってきました。

向かったのは、グラン・パレで4月から開催中で話題となっている「Jean Paul Gaultier展」。

photo via grand plais
サンフランシスコ、マドリード、ストックホルム、ロンドンなど世界9都市を周って、遂にパリにやって来ました。



友人から、すっごく面白いから行ってみて、混んでるけど。

と言われて気になっていたのです。


グラン・パレは20時~オープン。20時過ぎに着くとわーーーやっぱりいっぱいいる~~。
でもどうしても見たいので並びましたよ、3時間・・・。笑
こんなに並ぶとは思っていなかったし、この日はすごく寒くて震えながら待ちました。
中にはビール飲みながら待ってるフランス人も見かけました。笑



やっと入れるーー!美術館巡りしようと思っていたけどこの夜はゴルチエさんだけを楽しむことに決めました。


入ってまず目にするのは幼少期から大切にしていたぬいぐるみのナナ。お化粧をしたり、ブラをつけたり、大切にかわいがっていたのが分かります。


今回の展示では、1970から2013年までのオートクチュール、プレタポルテの作品、デザイン画や舞台、コンサート衣装、写真、映像などゴルチエの世界をたっぷり堪能することができる内容。













ファッション界の異端児と呼ばれ注目を集めてきただけあり、見たこともないような奇抜なデザインのものが多い。でもどれも素晴らしく、面白い。
驚くことに、素材などを確かめているのか普通に作品にガシガシ触っている人を何人か見ました。
あと、会場に入ったのが22時過ぎでしたが、キッズもいました。




中でも面白かったのは、喋るマネキン!

ゴルチエさんも喋ってる!

顔にプロジェクターを当てて、目や口が動いているのです。
ちょっと怖いですが、音楽に合わせて歌ったりもして楽しかったです!


もう1つ、こちらの部屋も面白かった!
ランウェイの歩くマネキンたち。

パリにちなんだデザインの服が並び、パリ好きには溜まらないシーン。
一方で、台に乗ってぐるぐる回っている姿はちょっとアナログで何とも面白い。



エッフェル塔のストッキングがかわいい!


無料で見ちゃっていいのってくらい充実した内容でした。次にこういうイベントがあるのは秋のニュイブランシュ。
無料じゃないけど、ゴルチエ展8月3日まで開催中。





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